【Shopify vs BASE】どっちがいいの?

【Shopify vs BASE】どっちがいいの?

「ShopifyとBASE、私はどちらでオンラインショップを作ったほうがいいの?」
「どちらのほうが安くオンラインショップを運用できるの?」
「月額費用や機能などを全部比較したい」

コロナの影響もあり、オンラインショップの需要が伸びていますね。

テレビのコマーシャルでよくみる「BASE」、カナダの企業で全世界に利用者がいて最先端を走っている「Shopify」など、オンラインショップを作るためのサービスはたくさんあります。

しかし、販売手数料、デザイン性、機能性など検討する要素が山ほどあるので、オンラインショップを初めて作る人は、どのサービスを利用してオンラインショップを作成すればいいのか困惑してしまうのではないでしょうか。

そこで当記事では、以下のポイントを紹介します。

  • ShopifyとBASEのメリットとデメリット
  • ShopifyとBASEの料金の比較
  • ShopifyとBASEの決済手段の比較
  • ShopifyとBASEのデザイン性の比較
  • ShopifyとBASEの海外対応の比較
  • Shopifyに向いている人、BASEに向いている人

当記事を読むことで、あなたがShopifyとBASEのどちらでオンラインショップを作ったほうが、損をせずオンラインショップ運営ができるのか判断できるようになります。

目次

Shopifyのメリットとデメリット

にいやん

まずは、Shopifyのメリットとデメリットを把握しましょう!

Shopifyのメリット

小さく始められる、大きく成長させても大丈夫
必要最低限の機能で小さくオンラインショップを始めることができるので、個人レベルでのオンラインショップにも向いています。

しかし、それだけでなく、Shopifyには「アプリ」というものがあり、あとから機能をどんどん付け足すことができるのです。

例えば、オンラインショップに「配送の日時指定ができる機能」を付け足すことができたり、「予約機能」を追加して、宿泊施設のようなサイトを作ることができます。そのほかにも、「定期購入機能」や「24時間自動のAIチャットボット機能」など、さまざまな機能を追加することができます。

もちろん、BASEも機能をあとから機能を追加することができるのですが、Shopifyには6000以上のアプリがあるので、拡張性はShopifyのほうが高いです。

また、Shopifyのサーバーは強力で、大量のアクセスが集中しても耐えることができます。TVで紹介されたりするとサーバーが落ちてサイトにアクセスできなくなるなんてことをよく耳にしますが、Shopifyなら大丈夫です。

オンラインショップを小さく始めて、いずれは成長させて大きなオンラインショップにしたいというあなたはShopifyを選択しましょう。
決済手数料が安い
お客様がクレジットカードでオンラインショップから商品を購入すると、決済手数料というものが発生し、売上から決済手数料が引かれます。
その決済手数料がShopifyはBASEと比較して安いです。のちほど、詳しく説明いたします。
海外への販売に強い
多言語機能、外国通貨決済ができるので、海外に向けて商品を売ることができます。「英語できないし、海外とかいろいろ手続きが難しそう」と思ってしまうかもしれませんが、日本郵便の海外配送サービスなどがあり、配送手続きもそこまで難しいものではありません。

日本の商品を購入したい外国人の方は多いので、日本ならではの商品を扱っているお店の方はチャンスだと思います。BASEでも海外向けサイトを作ることは可能ですが、対応言語が英語のみです。

やはり、海外向けのサイトとなると、国内発のBASEよりも、カナダ発のShopifyの方が強いです。
決済手段がBASEより豊富
BASEでは指定できない「代引き」、「GoolePay・PayPay・楽天Pay・メルペイ・LINE Pay」、「仮想通貨(ビットコイン)」での支払いができます。こちらものちほど、詳しく説明します。

Shopifyのデメリット

月額29ドルの固定費がかかる
もっとも多くの方が利用されているベーシックプランで29ドルかかります。また、すべてではありませんが、アプリを追加して機能を追加しようとすると、さらに月額費がかかる場合があります。

ちなみに、BASEなら月額運用費は無料です。また、BASEにも機能を追加するためのアプリがあり、こちらも無料や有料のものがあります。
一部英語表記がある
Shopifyはカナダの企業のサービスですので、英語表記の箇所があります。日本でもShopifyを利用する人が増え、どんどん日本語対応している範囲が広くはなってきていますが、英語のままのところもそれなりにあります。

また、サポートに問い合わせをしたいときも、英語での対応になります。
(日本用のサポートがあり、日本語で質問できました。)
Google翻訳で日本語に翻訳したり、ネットで調べれば意味は理解できますが、「そういうのも私はできない」という場合は、日本企業のBASEを利用する方がストレスなくオンラインショップを作成することができます。

BASEのメリットとデメリット

にいやん

次は、BASEのメリットとデメリットを把握しましょう!

BASEのメリット

月額費が無料
Shopifyは月額29ドルの固定がかかります。それでも商品が売れればいいのですが、商品が売れないと赤字になります。

一方、BASEは月額費は無料なので、たとえ商品が売れなくても赤字にはなりません。

その代わり、商品が売れたときに持っていかれる手数料は、BASEのほうが高いです。
すべて日本語
BASEは日本の企業です。ですので、画面を操作するときも日本語です。カスタマーセンターにお問い合わせをするときも日本語で対応してくれます。ちなみに、Shopifyはお問い合わせも英語です。

BASEのデメリット

手数料が高い
のちほど詳しく説明しますが、BASEの手数料はShopifyより高いです。
決済手段がShopifyより少ない
BASEは、「代引き」やID決済の一部(GoolePay・PayPay・楽天Pay・メルペイ・LINE Pay)が利用できません。のちほど詳しく説明します。

ShopifyとBASEの料金比較

サービス名

月額費用29ドル~299ドル無料
販売手数料無料販売価格の3%
決済手数料3.25~3.9%3.6%+40円
振込手数料無料2万円未満:750円
2万円以上:250円
振込日金曜日振込申請から10営業日
ShopifyとBASEの料金比較

Shopifyの月額費ですが、最も利用者が多いベーシックプランで29ドル(約3,000円)ほどかかります。一方、BASEは月額費が無料です。

これだけ見ると、BASEのほうがお得な感じがしてしまいますが、BASEは商品が売れたときに持っていかれる手数料が高いです。

Shopifyは、3.25~3.9%の決済手数料のみが引かれますが、BASEは「3%(販売手数料)+「3.6%+40円(決済手数料)」が引かれます。

つまりBASEは、商品が1つ購入されるたびに6.6%+40円の手数料がかかってしまいます。

にいやん

じゃあ、ShopifyとBASE、どちらのほうが結局お得なの?

売上Shopify(手数料3.4%の場合)BASE(6.6%+40円)
10,000円3,340円700円
20,000円3,680円1,360円
30,000円4,020円2,020円
40,000円4,360円2,680円
50,000円4,700円3,340円
60,000円5,040円4,000円
70,000円5,380円4,660円
80,000円5,720円5,320円
90,000円6,060円5,980円
100,000円6,400円6,640円
110,000円6,740円7,300円
120,000円7,080円7,960円
200,000円9,800円13,240円
500,000円20,000円33,040円
月額費+決済手数料

 Shopifyの手数料は国内クレジットカードの3.4%で計算しました。

この結果を見てみると、ちょうど売上が10万円になったところでBASEの方が手数料が高くなっていますね。

結論

月の売上が10万円以上見込める人、あるいは月10万円以上の売上を目指す人は「Shopify」がおすすめ。
月の売上が10万円未満の人は、「BASE」がおすすめ。

ShopifyとBASEの決済手段比較

ShopifyBASE
クレジットカードVisa、Mastercard、American Express、JCBVisa、Mastercard、American Express、JCB
ID決済・QRコード決済Google Pay
Amazon Pay
Apple Pay
PayPal
PayPay
メルペイ
LINE Pay
Shop Payなど
PayPal
携帯キャリア決済ありあり
コンビニ決済ありあり
銀行振込ありあり
代引きありなし
後払い決済Paidy翌月払いあり
仮想通貨ビットコイン、ビットコインキャッシュなし
ShopifyとBASEの決済手段の比較

決済手段の豊富さは「Shopify」に軍配があがります。

まず、「ID決済・QRコード決済」の豊富さです。とくに、「PayPay」はQRコード決済の中でも利用者が多い(おそらく1番利用されている)です。若い人がターゲットになるオンラインショップでは積極的に導入したいところです。

次に、「代引き」です。

代引きはリスクが大きいので、私は不要と考えています(たまに受け取りを拒否すれば正式なキャンセルになると思い込んでいる人がいます)が、どうしても「代引き」を導入したいという方は「Shopify」を選択します。

そして、「仮想通貨」です。

Shopifyなら仮想通貨での決済も可能ですが、現状は利用者が少ないので不要かと思います。しかし、決済手数料は1%なのでお得。

ShopifyとBASEのデザイン性を比較

ShopifyBASE
テーマ数
(デザインの着せ替え)
無料:10
有料:70
無料:17
有料:63
商品画像数
(1商品につき)
250枚
参考サイト
20枚
参考サイト
ShopifyとBASEのデザイン性比較

無料テーマ数は、BASEの方が多いです。しかし、BASEの無料テーマはカスタマイズ性がShopifyより劣ります。変更できる要素が少なくて、同じようなサイトになりやすい感じがしますね。一方、Shopifyの方は無料テーマでもカスタマイズ性が高いです。

にいやん

個人的には、BASEを使うなら最初から有料のテーマを購入したほうがいいと思います!

また、商品画像の枚数ですが、一見「Shopify」のほうが250枚も掲載できていいのですが、正直BASEの20枚でも十分です。実は、画像はデータが重たいので、増やせば増やすほど、サイトが重くなり、表示速度が落ちます。表示速度が落ちると、お客様はサイトを閉じてしまう傾向にありますので、必要以上に商品画像を掲載するのはやめましょう。

利用できる海外通貨・多言語翻訳・サポートの比較

ShopifyBASE
利用できる通貨
オーストラリアドル (AUD)
ユーロ (EUR)
カナダドル (CAD)
米ドル (USD)
クローネ (DKK)
香港ドル (HKD)
日本円 (JPY)
ニュージーランドドル (NZD)
シンガポールドル (SGD)
スウェーデンクローナ (SEK)
スターリング・ポンド (GBP)
(11種類)
参考サイト
オーストラリアドル (AUD)
ユーロ (EUR)
カナダドル (CAD)
米ドル (USD)
香港ドル (HKD)
台湾ドル (TWD)
人民元 (CNY)
日本円 (JPY)
フィリピンペソ (PHP)
ニュージーランドドル (NZD)
シンガポールドル (SGD)
スウェーデンクローナ (SEK)
メキシコペソ (MXN)
ロシア・ルーブル (RUB)
以下省略 (34種類)
参考サイト
多言語翻訳最多5言語
(大企業向けの料金プランでは最多20言語)
参考サイト
英語のみ
サポート体制英語対応日本語対応
海外通貨・多言語・サポートの比較

大きな違いは、「多言語翻訳」ですね。Shopifyなら5言語の翻訳に対応しているので、英語圏以外の地域をターゲットにする場合でも大丈夫です。厳密に言うと、Shopifyでも使用するテーマによっては多言語に対応していないテーマもありますので、テーマ選びの際は注意しましょう。

また、もう1つ大きな違いとしては、「サポート体制」です。Shopifyはサポートが英語対応になります。ですので、何かわからないことがあって、Shopifyのサポートに連絡してもすべて英語で返ってきます。Google翻訳を使えば意味は理解できますが、それも厳しいという方は、BASEを選択しましょう。

結局、ShopifyとBASEのどっちがいいの?

Shopifyが向いている人

月の売上10万以上を目指すならShopify
すでに紹介しましたが、売上が10万円を超えると「Shopify」の方が手数料が安くなります。売上金額が大きくなればなるほど、Shopifyのほうがお得です。
大きなオンラインショップにしたいならShopify
Shopifyのサーバーはとても優秀です。テレビで取り上げられてアクセスが大量に来たとしても大丈夫です。
若者向けにQRコード決済を充実させたいならShopify
若い世代がターゲットになるオンラインショップを運営するのであれば、PayPayやLINEPayのような決済システムを導入したいと思うこともあります。BASEでは、これらの決済システムを導入することはできません。
代引き機能がほしいならShopify
BASEに代引き機能はありせん。
英語圏以外の地域をターゲットにするならShopify
BASEの翻訳は英語のみの対応ですが、Shopifyならベーシックプランで5言語まで翻訳できます。

BASEが向いている人

無料で始めたいならBASE
BASEなら月額費が無料です。Shopifyは月額29ドルの費用がかかります。
月の売上が10万円未満ならBASE
すでに説明しまたが、月の売上が10万円未満の場合、BASEのほうが手数料が安くなります。月に10万円以上の売上は絶対に作らないのであれば、BASEがおすすめです。
英語アレルギーがあるならBASE
Shopifyはカナダ発のサービスですので、どうしても英語表記が多くなります。どんどん日本語対応の範囲が広がってはいますが、まだまだ英語表記の箇所もあります。カスタマーサポートへの問い合わせなども英語でしかできません。ですので、「英語はGoogle翻訳を使っても理解できない」、「周りにサポートをしてくれるような人がいない」という場合はBASEを選ぶのがいいでしょう。

【まとめ】それでもどっちにするか決められない人は

「副業・お小遣い稼ぎ」でECサイトを運営したいならBASE、ビジネスとして本格的にECサイトを運営をしたいならShopifyを選びましょう。

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この記事を書いた人

■EC運営のノウハウとインターンでの学びを発信|経営者を目指すための社会人インターンに参加中(EC事業)|個人で平均月商40万円のECサイトを運営|デイトラ生です|Shopifyが好き

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